ポリプロピレン防草シートに使える接着材の開発秘話
ついにシリーズ化決定!(笑)
今回は第3弾!! ポリプロピレン(PP)シート専用 接着テープの開発秘話をお送りしま~す。
開発のきっかけ
当店の売れ筋商品である「大面積専用草なしシート」は、ポリプロピレン製の安価な防草シートでとっても人気です。
でも、ひとつ困ったことが・・・それは、
ポリプロピレン製の防草シートには、専用接着剤 『ウレタッチ』 が使えないこと。
実際に使ってみると、くっつくことにはくっつくのですが、剥がそうとすると簡単にペリペリとめくれてしまうんです。
また、くっつくんじゃないの?って思われがちな「粘着テープ」も使えないこと。
やむを得ず粘着テープを使用する場合もありましたが、年数が経つと剥がれてきたりとこんな感じで相性はいまひとつ・・・
なので、道路ぎわやコンクリートぎわなど、防草シートと構造物の隙間から発生する雑草の対策ができず、
ポリプロピレン製の防草シートを使用されている多くのお客様が、防草シートと構造物の隙間から出てくる雑草にずっと悩まされていました。
▲隙間から出てくる雑草
▲すくすく育つ雑草
この隙間から出てくる雑草は、まわりに何もない状態なので日光を独り占めし、地下の栄養も独り占め状態です。
ビニールマルチで野菜を育てるかのごとく、雑草を育てているようなもの。大きくならないはずがない!
大きいだけならまだしも、一般的な草刈り機で刈り取ろうとすると防草シートまで切ってしまいます。
せっかくお金を払って、手間暇かけて防草シートを敷いたのに、防草シートを切ってしまっては本来の効果が無くなってしまいます。
かといって「大面積専用草なしシート」を敷くような広い場所で、鎌を使って草を刈る人は誰もいません。
やむなく、防草シートを切るのを覚悟で草刈り機で慎重に刈り取るか、除草剤に頼っちゃいますよね。
「何か良い方法はないのか。」
「キワの草を刈るのが大変だ!」
「もっと強力に接着できる何かが欲しい~!!」
との声を沢山いただきました。
そんなお客様のお悩みを解決せねば!と開発したのが
大面積専用草なしシート専用のテープ 「ポリプロピレン(PP)シート用接着テープ」なんです!
PPシート用接着テープのスゴイとこ✨
このテープには「ブチルゴム」という特殊な粘着剤を採用してますが、その働きぶりがスゴくって、実にいい仕事をしてくれます。
この接着テープ、ポリプロピレン製の防草シート同士の重ね部はもちろんのこと、U字溝や縁石といったコンクリート構造物やアスファルト舗装にまで接着可能!
10cm角を目安にハサミでカットしたものを、ピン穴の上に貼って使用することもOK。
防草シート同士の重ね部、ピン穴、防草シートと構造物との隙間からの雑草対策にももってこいです。
ここだけの・・・開発苦労話
当店の開発担当者を悩ませたのは、粘着剤であるブチルゴムの選定!
このゴムが柔らかすぎると暑い夏場にグニャッとなりすぎて接着しなくなるんです。
もうひとつは、ゴムの量。
ブチルゴムは高価なので使用量が多いほどコストが高くなります。
かといって少なくするとアスファルトのような凸凹した面にはくっつきません。
そして、試作と試練を繰り返しながらゴムの硬さ・量と格闘すること1年・・・
確かな接着力を発揮する絶妙な硬さのゴムを、最低限の使用量で最大限のコスパを実現する「接着テープ」が誕生しました!
「大面積専用草なしシート」をご使用の方は、是非一度お試しください。
※「アース機能付き電気柵専用草なしシート」にもご利用いただけます。
※ご注意
大面積専用草なしシート(PPシート)、電気柵専用草なしシート以外の防草シートをアスファルトやコンクリート等の構造物に接着するには、防草シート専用接着剤「ウレタッチ」をご使用ください。