知ってると便利!植栽密度と植栽間隔の計算方法
花の図鑑やガーデニングの本を見ていると、
花の特徴などが書かれている中に植栽密度・植え付け本数などと書かれています。
これは、その花が成長する大きさを想定してどのくらいの数量を植えると見栄えが良くなりますよ~といったオススメの数なんです。
でも「1㎡あたり6株植えてください!」とか
こっちのお花には「1㎡あたり20株です」な~んて書かれていても、植え付ける時どのぐらいの間隔で植えたら良いのか分からないですよね。
今回は植栽密度を導き出す計算式があるのでご紹介します!
「えっ、計算式・・・」
と思われるかもしれませんがちゃんと解説していきます!一度ご覧ください。
植栽密度を導き出す計算式
植栽密度を導き出す計算式~証明編~
式だけ言われても「ホントに!?」ってなりますよね。
では、例をあげて証明してみましょう!
★6株/㎡と書いてあった場合
これは、1平方メートルの中に6株、花を植えることになります。
1株が成長する面積=1株に使用する面積と考えてこれを割り出します。
1㎡÷6株=0.1666…㎡ よって約0.17㎡になります。
この面積を正方形と考えて、縦と横の長さ(つまり植え付け間隔)を求めます。
正方形の面積(a=0.17㎡)=縦(b)m×横(b)m
正方形だと縦と横の面積は等しくなるので a = b²
ここでちょっと数学の要素!bを求めるために平方根を使います。
a = b² ⇒ b=√a
なので、
b = √0.17 = 0.4123…(m)
つまり0.412…mとなり、
約40cm間隔で植えつけるとオススメ!と言っている事になるんです。
では本当に計算があっているのか確かめてみましょう!
植栽密度=1÷(0.4×0.4)
=1÷ 0.16
=6.25株/㎡
四捨五入の関係で1㎡あたりの植栽本数が少し多くなりましたが
1㎡あたり約6株になりましたので間違いはございませんでした♪
植栽密度の早見表!
「え~計算するのは面倒だよ~」という方、お任せください!
早見表をご用意しました!
希望の植え付け本数がございましたらそのまま当てはめてくださいね。
※赤文字のものは四捨五入したうえで区切りの良い数字にしています。
美しい植栽には見えない苦労がある
いかがでしたか?
見た目にこだわった植栽を行いたい!という方は是非参考にしてみてくださいね!