防草効果の持続はメンテナンスにあり!
手間暇かけてやっと敷く防草シートですから、出来る限り長持ちした方がいいですよね。
防草シートを長持ちさせる方法、それはズバリ!メンテナンスです。
車と同じように定期的にメンテナンスをしている方が、破損も少なく長持ちします。
でも防草シートのメンテナンスって?何をしたらいいか分かりませんよね~。今回は、防草シートのメンテナンス方法をご紹介しちゃいます!
目次
- ▼予防補修資材を使っていない場合はこちらもチェック!
- 6.止めピン穴からの雑草を取る
- 7.防草シートの切り込み部分からの雑草を取る
- 8.防草シートの重ね部分からの雑草を取る
- 9.フェンス支柱やマンホール、道路や建物など構造物のきわからの雑草を取る
防草シート設置後のメンテナンスはコレ!
1.防草シート上の堆積物を取り除く
近くに落葉樹などがある場所や、道路ぎわの場合、砂ぼこりや落ち葉が防草シート上にたまります。そのまま放置するとその堆積物に飛んできた雑草の種が発芽して防草シート上で根付いてしまいます。予防のためにも堆積物は定期的に取り除いてください。
2.防草シート上に敷いた砂利層に生える雑草を取る
根を通さない「砂利下専用防草シート」を敷いても、砂利の層には必ず雑草の種が飛んできて生えます。
雑草が生えてきたら小さいうちに抜き取ってください。
3.防草シートのめくれを補修する
他にも、
・より長くて抜けにくい強い止めピンを使用する。
・シートのまわりや重ね部分に鉄筋など長い棒状の物をのせて、線で固定する。
といった方法もございますのでお試しください。
その他、風によるめくれの場合はシートの重ね部分から風が入り込まないよう防草シート同士を接着させて隙間をなくすと効果大です。
接着にはこちらをご利用ください!
4.防草シートの破れを補修する
台風や車の乗り入れなどで防草シートが破れた場合は、すぐに補修してください。放置すればするほど雑草が生えますし、防草シートめくれの原因となります。
●小さな破れの場合
破れた防草シートを伸ばしてもとに戻し、止めピンで固定します。次に粘着テープで破れた所をつなぎ合わせてください。
●粘着テープで補修が不可能なボロボロな破れの場合
破れた防草シートをハサミでカットします。破れた所よりひとまわり大きく新しい防草シートを敷いてください。この時の防草シート重ね部分は10㎝以上にしてくださいね。重ねた防草シートがズレないよう止めピンで固定してください。
5.防草シートに花を植栽された場合、植え穴からの雑草を取る
防草シートに切り込みを入れて花苗を植栽すると、その切り込みから雑草が出ます。花を引き抜かないよう、株元を押さえながら雑草のみ抜き取ってください。
特に注意する時期は、植え付け初年度、特に植え付け直後です。最初は、花の株が小さく、切り込みから雑草が出てきます。 花が植え穴を覆うまでが1番重要です。覆ってしまった後でも、雑草が出てきた時は小さいうちに取ってください。
花苗が枯れてしまった場合は植え替えるか、植え穴を防草シートの端切れで覆い隠してください。
予防補修資材を使用していない場合のメンテナンス
予防補修資材を併用されていない場合は下記のメンテナンスもプラスしてください。
6.止めピン穴からの雑草を取る
止めピン穴から雑草が出てくるので、出てきたら小さいうちに抜き取ってください。
ピン穴用に「ピンシール」がありますので、ピンの上から貼ってください。ピンシールではふさぎきれない大きな穴の場合、「4.防草シートの破れを補修する」を参考にしてください。
7.防草シートの切り込み部分からの雑草を取る
防草シートに切り込みを入れると、その部分から雑草が出てきます。出てきたら小さいうちに抜き取ってください。その後の対策としては、ピンシールや粘着テープなどを貼り付けてください。
8.防草シートの重ね部分からの雑草を取る
シートの重ね部分がせまい場合や、つる性の雑草が生えている場合、整地が不十分で防草シートの浮き上りがある場合は、重ね部分から雑草が出てくることがあります。出てきたら小さいうちに抜き取ってください。
その後の対策としては、粘着テープや接着テープを貼り付けたり、接着剤で隙間をふさいでください。
9.フェンス支柱やマンホール、道路や建物など構造物のきわからの雑草を取る
構造物と防草シートの隙間から雑草が生えてきますので、出てきたら小さいうちに抜き取ってください。その後の対策としては、構造物に直接接着テープではりつけたり、接着剤ではりつけてください。
接着テープ・接着剤の詳しい使い方は動画をご覧ください。
最初はどんなに小さな雑草でも放っておくと大きく成長し、抜き取るのにすごい労力を使います。また、雑草の処分も大変になってしまいます。
こまめなメンテナンスで、楽に防草効果を長持ちさせてくださいね。