10年後の防草シートはどうなる?
空き地や休耕地など使う予定がない土地に防草シートを敷かれる場合は、出来るだけ長く持つものがいいですよねぇ。
でも「この防草シート “耐用年数10年” って書いてあるけど、10年たったらどうなるんだろう?」
と疑問に思ったことありませんか?
今回は耐用年数が過ぎた防草シートの姿をご紹介します✋
耐用年数が過ぎた織布防草シートの様子
耐用年数が過ぎた防草シートの姿は、材質や場所・環境によって様々です。
まずはこちら!
織物の防草シート!大面積専用草なしシート!
このシートは材質がポリプロピレンで、織物の防草シートです。
ちなみに敷いた直後と比較するとこのような感じです!
テカリがなくなってきて、白い線が見えます。
もっとアップにしてみましょう!
寄ってみると線ではなく、裂けたようになっているのが見えますね。
織物の防草シートは縦糸と横糸で編み込んであります。
横糸が先に劣化して切れてしまうと縦糸のみが残って、このように裂けたようになってしまうんですね・・・
もちろん縦糸が先に劣化して切れることもあります✂️
耐用年数が過ぎた不織布防草シート の様子
続きましてはこちら!
敷設から11年経過した不織布の防草シート、とことん草なしシートです!
とことん草なしシートは、材質がポリエステルで、不織布2層構造です。
表面こそ色あせたり、土ぼこりがたまったりと10年間しっかりと防草した結果がにじみ出てます。
しかーーし!やはりところどころ穴があいた部分から雑草が出ているところもありますね。
とことん草なしシートは表面が綿毛になっているのですが、この綿毛の部分が劣化するとフワフワ感はゼロ!
触ってみるとザラザラして取れていってしまいます。
こうやって取れていってしまうと、2層目のシートが丸出しになります。
また、丸出しになった部分はパリっと固くなってくるので、衝撃を与えるとビリっと破れてしまいます。
こういう部分から雑草が出てくるんですねぇ・・・。
防草シートも世代交代
では、この耐用年数を過ぎた防草シート、この後はどうしたらいいんでしょう?
もちろんこのままでは、また雑草だらけに逆戻り!
せっかく今まで雑草を抑えてきたのですから、もう一度防草シートを敷きましょう♪
もう一度防草シートを敷くと聞いて「防草シートをめくらないといけないんでしょ~」と思われたお客様!
ご安心ください!
実は、古い防草シートをめくって敷くよりも上から新しい防草シートを敷く方が良いんです♪
★古い防草シートの上から新しい防草シートを敷く利点★ 良い点① 古い防草シートを剥がす手間が省ける! 良い点② 古い防草シートを処分しなくてもよい!処分費用も掛からない! 良い点③ 防草シートが2重になることで耐用年数が長くなる! |
耐用年数に達した防草シートと言えども、部分的に雑草が出ているのみで雑草を抑えている部分はまだ残っています。
防草シートが2重になることで劣化の原因である紫外線が遮られ、下の防草シートの耐用年数が長持ちします。
また上記以外にもオススメする理由がもう一つ!
それはピンの抜きにくさです!
当店の止めピンは鉄製で、サビることにより抜けにくくなります。
年月の経過によってその効果が発揮され、ピンを抜き取るのがかなり大変です。
止めピン抜き・シート処分だけで体力消耗してその日が終わってしまいますよね・・・
こんな理由からも新しい防草シートを上から重ねて敷くことをオススメしています!
古い防草シートを撤去したい場合は?
空き地に家を建てるなど、再び土地を利用する場合は防草シートが不要になります。
そんな時は、防草シートの撤去方法を別途詳しくご紹介しております。是非参考になさってくださいね。