防草シートを敷く前に知っておくべきデメリットとは?
太陽の光を遮断し雑草の生育を抑える防草シートは、上手に使えば除草の手間をグンと減らせるとても便利なシートです。
ですが防草シートにもいくつかのデメリットがあります。
今回は、防草シートのデメリットとその対策についてもご紹介していきます!
「大変な草刈りから解放されたい…」と、これから防草シートを敷こうか検討されているお客様。
防草シートを敷く前にこの記事でデメリットを把握して「防草シート敷いて失敗した…」なんてことのないようにしてくださいね!
【目次】
デメリット1.防草シート選びを間違うと失敗!
yahooやgoogleなどの検索サイトで”防草シート”と検索すると、色んな会社から様々な防草シートが販売されています。
「どれでも一緒でしょう」と安価なものを選んでしまうと、1年でボロボロ破けてしまったり、防草シートを突き破って雑草が生えてきてしまったり、残念な結果になることもあります。
防草シートは、
- 草を抑えたい年数
- 抑えたい雑草の種類
- 防草シートを敷く場所
など、お客様が防草シートに期待する効果の度合いや防草シートを敷く場所によって、選ぶべき防草シートが変わってきます。
2年3年の短期間雑草を抑えられれば良いのであれば織物の防草シートでも十分ですし、10年の長期間雑草を抑えたいのであれば密度の高い不織布の防草シートがおすすめです。
ツンツンと先が尖った雑草が生えているのであれば織物より不織布の防草シートがおすすめです。
防草シートを選ぶ時には、防草シートの「機能(耐用年数)」や「抑えられる雑草」などの性能と価格を照らし合わせながら、お客様の用途に合った防草シートをお選び下さい。
当店では、防草シートを選ぶべきポイントを盛り込んだ「防草シート選定ナビ」をご用意しています。
「防草シート選定ナビ」の質問に答えるだけで、お客様の用途に合った防草シートが選べますので是非お試しください。
デメリット2.防草シートの施工方法を間違うと失敗!
さて、お客様の用途に合った防草シートを選んでも、実はそれだけでは不十分です。
雑草の生命力はすさまじく、壁際や防草シートと防草シートを重ねあわせたわずかなすき間から芽を出して成長していきます。
また、防草シートを固定する止めピンが推奨本数よりも少ないと、防草シートの下に風が入り込んでめくれてしまう…なんてこともあります。
せっかく選んだ防草シートが充分にその効果を発揮できるように、正しい方法で防草シートを敷くようにしましょう!
防草シートの正しい敷き方は3ステップ。
- 下地はしっかり除草
- 防草シートと防草シートの重ねは10cm以上
- 止めピンは本数を減らさない!
せっかく手間をかけて防草シートを敷くのですから、正しい知識で防草シートを敷いてくださいね。
「防草シートの敷き方、何だか難しそう…失敗するのは嫌だし…」と不安になったお客様。ご安心ください!
しっかりポイントさえ抑えれば、DIYでも充分きちんと敷くことができます。
YouTube動画でも丁寧に解説していますので、是非参考にしてください。
さらにさらに防草効果を高めるには、予防副資材も併用するとGOOD!
デメリット3.防草シートだけでは景観がイマイチ
防草シートは主に黒色のシートなので、防草シートを庭や畑の一面に敷くと、どうしても景観は悪くなります。
(緑色や茶色のシートもありますが、それでも自然な印象は損なわれてしまいます)
景観にこだわりがない場合はデメリットとはなりませんが、どうしても気になる方は防草シートを敷いた上に人工芝や砂利を乗せるのがおすすめです。
当店のお客様から寄せられた事例
防草シートに人工芝や砂利を乗せると、こんなに素敵に大変身します。防草シートだけでは景観が気になる方は、是非ご検討ください。
最近は、個人のお庭に人工芝を敷くのが人気です。
当店の姉妹店「人工芝専門店 ふわふわターフ」では、まるで本物の芝生のようなリアルな見た目と名前の通りのふわふわな手触りが自慢の人工芝を販売しています。
デメリット4.防草シートはいずれは処分が必要
当店でラインナップしている防草シートは、耐用年数が8年や10年と長く優秀な防草シートですが、いずれは劣化し新しい防草シートを敷き直さなくてはいけない時が来ます。
防草シートは自然に分解はしないので、役目が終わった防草シートは最終的に処分が必要になります。
古い防草シートを剥がしてから新しい防草シートを敷く方法もありますが、古い防草シートはそのままに上から新しい防草シートを敷く方法が手軽です。
どちらの方法にせよ、敷き直す「手間」と「費用」はかかってしまいます。
※防草シートを処分する時は各自治体のやり方に従って処分してください。
防草シート劣化の大きな要因の1つは、紫外線によるものです。
防草シートの上に砂利を乗せることで紫外線が直接防草シートに当たるのを防ぎ、半永久的に防草効果を維持することができます。
※飛来種子(風などに運ばれて飛んできた種)は防草シートの上で発芽し根付きますので、定期的に処理が必要です。
当店が砂利の下におススメする防草シート
防草シート以外の除草方法もご紹介
除草の手間を減らす対策として防草シートはとても優秀な方法の1つですが、防草シートではお客様の期待する効果が得られない場合があるかもしれません。
雑草対策の手段は防草シートだけではありません。
こちらの記事で防草シート以外の雑草対策を紹介していますので、お客様の目的に合わせて色々な雑草対策をご検討くださいね。
まとめ
いかがでしたか?
今回、防草シートのデメリットとして4つご紹介しました。
- 防草シート選びを間違うと失敗!
- 防草シートの施工方法を間違うと失敗!
- 防草シートだけでは景観がイマイチ
- 防草シートはいずれは処分が必要
他に、防草シートは「虫がわきやすい」とか「水はけが悪くなる」などの情報を目にすることがあります。
防草シートを敷いたから虫がわくということはありません、もともと湿気や枯葉などの有機質が多く虫が好む環境に防草シートを敷けば防草シートの下に虫が出ます。逆に、日当たりが良く、風通しの良い場所に防草シートを敷けば虫は出ません。
水はけに関しても、もともと水はけが悪い場所に防草シートを敷けば防草シートの上に水たまりができてしまいますし、水はけの良い場所であれば防草シートを敷いても水たまりはできません。
※透水性の悪い防草シートもありますので、その点は注意してお選びくださいね。ちなみに当店の防草シートは全て透水性があります。
防草シートを検討される際には、今回ご紹介させていただいたデメリットも考慮した上で、お客様の目的に合った防草シートを選びましょう!
なお、当店では無料の防草シートサンプルをご用意しておりますので、防草シートの色や厚み、質感をご確認いただいて防草シートを選んでみてはいかがでしょうか。