どんなに性能の良い防草シートを選定しても、
防草シートがめくれてしまっては意味がありません。
防草シートがしっかり固定できてこそ
防草シートが本来の力を発揮できます。
そのため固定ピンの選定もとても重要です。
ここでは、防草シート固定ピンを選ぶポイントをご紹介致します。
まずは、防草シート用の固定ピンで主に使われている材質について簡単に比較しましたので是非ご覧ください。
プラスチック製の固定ピン | 返しがついているものが殆どで、抜けにくいですが、衝撃性に弱く、地盤が硬いとハンマーで打ち込んだ際に折れる場合があります。また、紫外線劣化によるピンの頭にヒビ割れ発生、シート固定力が無くなる可能性があります。耐用年数が極端に短いものもあります。(※プラ材質として、ABS、ポリプロピレン、PET、ポリカーボネート等あり。ポリカーボネート製は耐用年数10年以上謳っているメーカーもある。) |
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鉄製の固定ピン | シート表面に付着する錆の見た目は良くないですが、錆びる事で抜けにくくなります。また、固い地盤でも曲がることはあっても折れる事がありません。価格が安くて強度も高いため一般的に使用される材質です。 |
ステンレス製の固定ピン | 強度・耐用年数ともに高いですが、錆びにくいため返しがついていない場合抜けやすいです。また、価格が鉄の8倍(当店調べ)と非常に高く、費用がかさみます。 |
だから、当店では鉄製の固定ピンをオススメしています。
よく見かける鉄製の防草シート用固定ピンは、線径の細い物が殆どです。線径が細ければ価格も安いですが、鉄製の固定ピンは、さびて劣化していく事を前もって考慮しておいてください。線径が太ければ太いほど、耐用年数は長くなりますが、細いものは、耐用年数が短いです。右側の写真は、防草シートの固定に使用した固定ピンを引き抜いたものです。全体的に錆びている様子が分かります。
鉄の品番や、土壌の酸度にもよりますが、目安として当店の固定ピンの場合、線径4㎜以上あれば耐用年数10年、3㎜の場合は5年程度としております。また、線径が太ければ太いほど固い地盤での打ち込みには強くなります。線径が3㎜と細い場合は、金づちで打ち込む際に曲がりやすいです。
だから、当店では線径の太い固定ピンをオススメしています。
材質は別として、防草シート用固定ピンとして販売されているものに、先端がフラットなものや丸いものがございます。
先端がフラットなものや丸いものは、固定ピンを固定する際に防草シートの破損が大きくなる場合がございます。
織物系の防草シートの場合、繊維が引きつる事もございます。
一方先端が鋭利な固定ピンは、防草シートにスムーズにピンが刺さり、防草シートの破損が小さくてすみます。
だから、当店では先端が鋭利な固定ピンをオススメしています。
以上のように防草シート固定ピンを選ぶポイントを3つご紹介致しましたが、他にもピンの形状や長さなどピンについて更に細かく解説したページをご用意しております。
「ピンの必要本数の求め方」、「ピンが刺さらない時の対処法」などピンに関する様々な疑問が解消できること間違いなしです。
防草シートを地面に固定するための標準的な固定ピンです。当店では、鉄製で先端が鋭利な固定ピンを線径が太いものから細いものまで取り揃えておりますので用途に合わせてご利用ください。
防草シートを固定する標準サイズの固定ピンです。ピン付きのお得なセット品には、このピンがついています。
U型ピン(標準)よりも長いピンです。
ピンの効きが悪い柔らかい地面にご利用ください。
U型ピン(標準)よりも太くて長いピンです。
U型ピン(標準)では地面が硬く刺さりにくい場合や、ピンの効きが悪い地面にご利用ください。
U型ピン(標準)よりも太いピンです。
ピンが刺さりにくい硬い地面にご利用ください。
やや太めで短いピンです。砂利下専用草なしシートにご利用ください。
砂利やウッドチップ、人工芝を敷くまでの防草シートのずれを防ぐためのピンです。
通常は標準タイプの固定ピンで固定するのが一般的ですが、現場状況によって当店の特殊固定ピンを併用していただくと防草効果がアップします。この特殊固定ピンは、防草シートの端部にアスファルトやコンクリート構造物、U字溝がある場合にご利用いただけます。防草シートを構造物に被せて敷くことで端部から発生する雑草を抑えられます。
防草シートと道路や駐車場際などのアスファルト舗装との隙間に。
防草シートをアスファルトに被せて固定し、隙間を無くす事で雑草を抑えます。
特徴・仕様
【アスファルトに固定できる!】標準固定ピンでは固定できないアスファルトにも防草シートが固定できます。
【ピンとワッシャーのセット!】ピンにワッシャーを通して使用する事で、防草シートの固定力をアップしています。
【耐用年数20年!丈夫で長持ち】ワッシャーをステンレス製にし、ピンには耐腐食性に優れた溶融亜鉛メッキを施した後、焼き付け処理をすることで従来品よりも耐用年数が向上しました。
【防草効果、固定力を更にアップ!】防草シートを専用接着剤“ウレタッチ”でアスファルトに接着させてから、アスファルト専用固定ピンを使用すると防草効果・固定力がアップします。
【仕様】材質:(ピン)鉄、(ワッシャー)ステンレス ※ピンは、表面にラスパート処理を施してあります。
防草シートと縁石などのコンクリート構造物との隙間に。
防草シートをコンクリート構造物に被せて固定し、隙間を無くす事で雑草を抑えます。
特徴・仕様
【コンクリートに固定できる!】標準固定ピンでは固定できないコンクリートにも防草シートが固定できます。
【ププラグ一体型のピンとワッシャーのセット!】プラグ一体型のピンは作業性が良く、ピンにワッシャーを通して使用する事で防草シートの固定力をアップしています。
【耐用年数20年!丈夫で長持ち】ワッシャー・ピンともにステンレス製にすることで、従来品よりも耐用年数が向上しました。
【防草効果、固定力を更にアップ!】防草シートを専用接着剤“ウレタッチ”でアスファルトに接着させてから、コンクリート専用固定ピンを使用すると防草効果。固定力がアップします。
【仕様】材質:(プラグ)ナイロン、(ピン)ステンレス、(ワッシャー)ステンレス
【注意事項】使用する際は、下穴をあけるための専用工具“ハンマードリル”が必要です。
防草シートとU字溝との隙間に。防草シートをU字溝に被せて固定し、隙間を無くす事で雑草を抑えます。
接着剤が使用できない古いU字溝の場合や、ポリプロピレン製の大面積専用草なしシートなどを敷かれる際にはオススメです。300型と180型の2タイプございますので 、U字溝のピン差込口の厚みによってピンの型を選択してください。
特徴・仕様
【古いU字溝にも固定できる!】接着剤が使用できない、表面劣化か汚れのひどい古いU字溝、ポリプロピレン製の大面積専用草なしシートでも固定ができます。
【防草効果、固定力を更にアップ!】防草シートを専用接着剤“ウレタッチ”でアスファルトに接着させてから、U字溝専用ピンを使用すると防草効果がアップします。
【仕様】材質:(ピン)鉄 ※300型のみヘッド部分に緑色の防錆加工ポリエチレン樹脂付き
防草シート U字溝専用ピン180型(35〜40mm厚用) 50本入
【固定ピンの注意事項】
※当店の固定ピンは鉄製のため、雨のかかる屋外や湿度の高い場所で保管されると錆が発生します。保管される場合は湿度の低い屋内で保管してください。
※防草シートを固定ピンで固定する際は、あらかじめ土中に配管が通っていないことを確かめてください。
土中に配管が通っていると固定ピンで穴をあける恐れがございます。
防草シートの固定力アップに!!
ワッシャー(押さえ板)は、防草シートを、ピンのみの「点」固定や「線」固定に加えて、「面」で押さえるものです。
防草シートを「面」で押さえることで、防草シートがピンだけで固定するよりもしっかり押さえられます。