お庭の泥はねで外壁が汚れるのを防止する5つの方法
家を新築したが、外構までは手がまわらず後回し。
後からゆっくり自分で楽しみながらDIYで綺麗にしていこう!と家の周りが土のままの状態という方は少なくないのではないでしょうか?
でも、ここに落とし穴が。土のままの状態では、雨が降るたび泥が跳ねて外壁が汚れてしまいます。
「白色の外壁だから泥がとっても汚く見えて」「サッシまで泥が跳ねて汚れる」「泥はねを洗い落とすのも大変」などの声も聞きます。
▲家の周りが土のままのお宅
▲泥がはねて汚れた様子
では、泥はねで外壁が汚れるのを防ぐ方法はないのでしょうか?
あるんです。泥はねで外壁が汚れるのを防止する方法をメリットとデメリットと一緒にご紹介しますね。
泥はねで外壁が汚れるのを防止する方法
1.砂利を敷く
建物から50~60cm幅ぐらいで砂利を敷いておくだけです。
砂利の厚みは、3cm程度あれば泥はねが防げます。
写真は、中ほどに排水用の溝があるので仕切り板は入れてないです。また、お庭の大部分にも砂利を敷いた事例です。
※砂利の下には、防草シートが敷いてあります。
【砂利の敷き方】
- レンガや見切り材(仕切り板)を入れて砂利を敷く部分を仕切ります。
⇒細い通路など全面を砂利敷きする場合は不要です。 - 防草シートを併用する時は、ここで砂利下専用の防草シートを敷きます。
⇒砂利が土中に埋もれてなくなっていく事もないし、雑草も生えてこなくなりますよ! - 砂利を3cm程の厚みで敷きます。
【 メリット 】簡単だから自分で出来る、色が豊富で洋風・和風など家の雰囲気にあわせられる、安い。
【デメリット】持ち運びが重い、経過と共に砂利が飛び散る、砂利が土に埋もれる、草が生える、リニューアル撤去し難い。
【ワンポイントアドバイス】
※砂利が土に埋もれる、草が生えるのを防ぐには、砂利を敷く前に”砂利下専用の防草シート”を敷いておくのがオススメです!後々、砂利を追加したり、草むしりの手間がなくなります。
★砂利下にオススメの防草シートは「 砂利下専用草なしシート 」
※砂利が飛び散るのを防ぐには、砂利を敷く前に“砂利ズレ防止材”を設置しておくのがオススメです!砂利がズレなくなるので飛び散りがなくなり、砂利を追加する手間がなくなるだけでなく歩きやすくなります。
★砂利の飛び散り防止には「 砂利ズレ防止材 “グラベルフィックスプロ” 」
2.コンクリートを打つ
建物から幅50~60cmほどにコンクリートを打ちます。
家の周囲となると延長が長く、自分で大量のセメントを練ったり、下地作り、型枠設置などをするには施工が難しいので、工務店や土木・建築業者さんに頼みましょう。
【 メリット 】丈夫。1回の施工で何十年も持ちます。草が生えない。汚れても洗える。
【デメリット】素人での施工は困難、業者さんに依頼するので費用が高い。
3.防草シートなどのマットを敷く
建物から50~60cmほどの幅で防草シートを敷けば泥はねが防げます。
写真は、全面に防草シートを敷いています。泥はねだけでなく、草が生えないので草むしりからも解放されますね。
【防草シートの敷き方】
- 草をむしります。
- 凸凹を整地します。
- 防草シートを敷き、ピンで固定します。
- ピン穴から雑草が出ないようにピンシールを貼ります。
- お好みで、防草シート端部から雑草が出ないよう接着剤で防草シートを基礎に貼り付けます。
※防草シートの敷き方は、更に詳しく説明していますので、是非ご覧ください。
【 メリット 】簡単だから自分で出来る、早く敷ける、安い。撤去や処分などリニューアルが容易。草が生えない。
【デメリット】耐用年数は長くて10年で、更新が必要。経過と共にシート自体が汚れていく。色は黒・緑・茶と限られ、見た目が良くない。物理的な力が加わると破れる。
4.レンガや平板を敷く
建物から50~60cm幅でレンガや平板、タイルなどを敷くと、泥はねを防ぐことが出来ます。
こちらに関しては良い事例写真がなくてすみません。
【レンガの敷き方】
- 草をむしります。
- 凸凹を整地します。
- 路盤材を敷いて締め固め、平らにします。
- 砂を敷いて締め固め、平らにします。
⇒レンガや平板を並べた後、段差が出来ず綺麗に仕上がります。 - 防草シートを併用する時は、ここで防草シートを敷きます。
⇒レンガや平板の下に防草シートを敷いておくと目地からの草が生えなくなりますよ。 - レンガや平板を敷き並べます。
- レンガとレンガの目地に砂を入れます。
⇒レンガが安定します。
【 メリット 】自分で出来る、長持ち、色や形が豊富で、模様も楽しめる。汚れても洗える。
【デメリット】持ち運びが重い、面積に対し使用する量が多く時間がかかる。整地が不十分だと仕上がりが凸凹になる。目地から雑草が出てくる。
【ワンポイントアドバイス】
※目地からの雑草については、レンガを敷く前に“防草シート”を敷いておくのがオススメです!後々の草むしりの手間が少なくなります。
★レンガの下にオススメの防草シートは「 砂利下専用草なしシート 」
5.芝生を張る(植える)
建物から50~60cm幅で芝を張れば泥はねを防ぐことができます。
写真は、建物側だけでなく全面芝生を張られた事例です。白色の壁に芝生のグリーンが美しいですね。
【芝生の張り方(植え方)】
- 草をむしります。
- 日当たりや水はけを確認し、植物が生育可能かを判断します。
- 生育可能な場合は、耕して整地します。
- 芝を並べます。
- 目砂をします。
- 水やりします。
【 メリット 】見た目がとても綺麗。自分で出来る。歩きごこちが良い。
【デメリット】芝刈り・水やり・施肥などの管理が必要。根付くまでの養生期間が長い。日陰や水はけの悪い場所は育たない。
【ワンポイントアドバイス】
天然の芝は手間がかかるので、人工芝を敷かれるのもおすすめです。天然芝そっくりの人工芝がありますよ。
ただし、人工芝を敷かれる前に“防草シート”を敷いておきましょう!後々の草むしりの手間が少なくなります。
★おすすめの人工芝は「 リアル人工芝 ふわふわターフ 」
★人工芝の下にオススメの防草シートは「 砂利下専用草なしシート 」
★人工芝を詳しく解説!「 人工芝+防草シートの施工費用 」
泥はね防止方法の比較
さて、泥はねを防止する5つの方法についてメリット・デメリットと一緒に説明をしてきましたが、材料別に簡単に比較表にしてみました。さーっと感覚的に比較しましたので、参考までに見ていただければと思います。
|
砂利 |
コンクリート |
防草シート |
レンガ・平板 |
芝生 |
見た目 |
〇 |
〇 |
△ |
〇 |
◎ |
価格 |
〇 |
△ |
◎ |
〇 |
〇 |
施工性 |
◎ |
△ |
◎ |
〇 |
〇 |
メンテナンス |
〇 |
◎ |
〇 |
〇 |
△ |
長持ち |
◎ |
◎ |
〇 |
◎ |
△ |
さいごに
今回は、泥はねで外壁が汚れるのを防止する5つの方法をメリット・デメリットあわせて紹介しましたが、どれが一番最適な方法か?についてはお伝えしていません。それは、貴方が何を重要視するかによって最適な方法が変わってくるからです。
是非、自分の好みにあった方法で、楽しみながらDIYしてくださいね。
【補足】
今回は5つの方法を紹介しましたが、他にも泥はねを防ぐ方法はあると思います。
他の選択肢として弊社がオススメできる方法としては、「ウッドチップ」や「人工芝」を敷く方法があります。
この2つについては別途詳しい情報をご紹介しております。どんなものか見てみたいなぁと思われる方は是非ご覧ください。
◆ウッドチップの敷き方やメンテナンス方法はこちら
◆人工芝は、姉妹店の「人工芝専門店」にて敷き方やメンテナンス方法をご紹介しています。